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小さな手作りパン(ちいさなてづくりぱん) ハニーキッチンで販売されている商品 L:小さな手作りパン = { t:名称 = 小さな手作りパン(アイテム) t:要点 = 小さな,いくつもの,パン t:周辺環境 = 生地をこねる自分 t:評価 = なし t:特殊 = { *小さな手作りパンのアイテムカテゴリ = ,,,携帯型アイテム。 *小さな手作りパンの位置づけ = ,,,{消費型アイテム,食物,料理品,ショップアイテム}。 *小さな手作りパンの取り扱い = ,,,ハニーキッチン。 *小さな手作りパンの販売価格 = ,,,1マイル。 *小さな手作りパンの使用回数 = ,,,使用回数(1回)。 } t:→次のアイドレス:ランチバスケット(アイテム) } 解説 ハニーキッチンで製作できる料理の1つ。値段1マイルで製作難易度は4。 またハニーキッチンでは製作の際に好きな特殊を足す事ができる。マイルと調理判定に問題がないのなら好みの特殊を足せばいいだろう。 ハニーキッチンの類似品として手作り創作パンがあるが、こちらは食事代を賄える程量がないようなので、小腹を満たすのに使うのがいいだろう。 パン作りと言うと、元々はある程度余暇があり、台所を大きく汚しても問題ないと言う人には流行っている趣味であったが、忙しくてパン作りだけしていられないと言う層にはあまり流行っていなかった。しかし昨今の添加物問題に加え、家計節約や台所をあまり汚さずにすぐに作れるレシピの開発、さらにホームベーカリーの普及に伴い、パン作りをした事がない層にも徐々に浸透していった。節約嗜好のため、主婦雑誌などに載るパンは割と小ぶりなものが多い。理由は二次発酵まで済ませたら食べる時まで冷凍させてしまうからで、必然的に冷凍庫に入れられる分の量や大きさになるのである。食べたい時に食べたい分だけ解凍して焼くのである。 次の派生にはランチバスケット(アイテム)が存在する。パンを入れるのはもちろんの事、ピクニックのお供に活躍しそうな一品である。 保有国一覧 藩国名 入手履歴 保有者 使用履歴 現在所持数 保有者なし 参考資料 ハニーキッチン アイドレスWiki:小さな手作りパン(未掲載) 上へ 戻る 編集履歴: ポレポレ・キブルゥ@天領 (2009/12/19) 矢上麗華@土場藩国 (2009/09/29) 解説:多岐川佑華:FEG (2009/12/19) イラスト製作:黒崎克耶@海法よけ藩国 (2009/11/08)
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また空回りしちまったな。 オレが手を引くまでもなく、ゼシカは実に軽やかに、ふわりと昇降機から舞い降りてくれた。 そりゃそうだよな。足場の悪い野山や迷宮を駆け回って、魔物と戦ってるんだ。この程度のところからなんて、一人で降りられるに決まってる。 だけど、それでも振り払わずにこの手をとってくれたことに、自分でも驚く程に救われたような気持ちになった。 この煉獄島に入れられたばかりの頃は、最低だった。 明らかに、オレとマルチェロとの確執に皆を巻き込んじまったからだ。 申し訳なさと不甲斐なさで、頭がおかしくなりそうだった。 何よりも腹が立ったのは、マルチェロの行為に少なからずショックを受けた自分に対してだ。 あいつがオレを嫌って憎んでるのは知ってたのに、どこかで甘く考えてた。 何だかんだ言ったって十年も同じ修道院で暮らしたっていうのに、寝首をかかれることなく生きてこられたってことに油断してた。 レオパルドを倒して、あいつが部屋に入ってきた時、オレは剣を鞘に収めてしまった。少なくとも、法皇様の命を守るって件では利害は一致してると思ってたからだ。そしてそれが命取りになった。 おまけにオレは弱気なことに、杖の回収よりも仲間の回復を優先させてしまった。マホトーンをかけられる前に、かろうじて放つことが出来たベホマラー。 感謝はされたさ。大きな傷を残した状態でこんな不衛生なところに入れられたら命の保証は出来ないからな。 でもオレはそんなことを考えたんじゃない。ためらったんだ、騎士団員たちに剣を向けることを。そしてその迷いが皆に伝染した。 こんなお人よし揃いの連中に、オレのかつての仲間を攻撃するなんて出来るわけない。オレが率先してやるべきだったんだ。 杖を封印するためならどんなことでもすると誓ったのに、オレは肝心な時に及び腰になった。あの場にいた人間、全員斬り殺してでも杖は回収しなきゃならなかったのに、出来なかった。本当に口先だけの自分がいやになった。 今回のことで、自分が相変わらず中途半端な人間のままだってことと、仲間の強さとありがたさが身に染みた。 特に、なるべくゼシカのそばを離れないようにしていてくれたエイトには感謝してる。 エイトだって残してきた姫様やトロデ王のことが心配で、いてもたってもいられなかっただろうに、不安な気持ちは全く感じさせずに、全員に目を配ってた。 オレが誰かを気遣えるのは自分に余裕がある時だけで、いざという時には自分のことで精一杯だっていうのに気づかされて情けなくなった。 ヤンガスは明晰とは言い難い頭でずっと脱出の算段を考えていて、一生ここから出られないかもしれないなんて、カケラも思ってないのがわかった。 あいつのそんな様子を見てると、こんなところでウジウジ悩んでる自分の方がアホに思えた。 そしてゼシカ。 女性の身でこんなところに入れられて辛かっただろうに、オレは何もしてやれなかった。 それどころか、ずっとオレのことを気にかけてくれていた。言葉を交わすことこそほとんど無かったけど、いつでも感じてた。心配そうに見つめてくる瞳を。そして今も、まっすぐに背を伸ばして、前だけを見ている。 引っ張ってもらってるのは、いつだってオレの方なんだよな。 さっきゼシカの手に触れた時、その手にあの日のマルチェロの手が重なって見えた。 初めて修道院でアイツに会った日、すぐに引っ込められてしまったけれど、確かに一度は差し伸べてくれた手だ。 ・・・長い間、オレを支配し続けていた呪縛が解けた気がする。 オレはもう、誰かが手を差し出してくれるのを待ってる子供じゃない。こんな情けない手でも、信じて支えにしてくれる人がいる。そしてオレは、そのことでこんなにも救い上げられている。 そんな簡単なことにやっと気づくことが出来た。 随分回り道しちまった。本当にバカだよな。 思えばあの頃のマルチェロはまだ子供で、背丈も手の大きさも、今のゼシカと同じくらいだった。 でもアイツはその小さな手を、他者に差し伸べる側でいようとしていたんだと思う。 それに比べて、今でもオレは支えられる側にいる。 図体ばかりデカくなっても、あの頃から全く成長してないオレと比べたら、マルチェロの方がよっぽどまともな人間だったんだって気がついた。 ごめんな、兄貴。 あんたがオレを憎むのは逆恨みの筋違いだって、実はずっと思ってた。 あんたがオレを無視してたんじゃない。オレの方があんたを突き放して、無視し続けてきたんだ。 怖かったんだよ、憎しみをまともに受け止めることが。オレはそんなに強い人間じゃなかったから。 だけど修道院にいた頃は、あんた、そんなにひどい人間じゃなかったよな。少なくとも公正な人間ではあった気がする。それなのに修道院を追い出された後、あんたは会う度に歪んでいってた。 原因はわかってる。オディロ院長がいなくなってしまったからだ。 ドルマゲスが襲って来た夜、あれほど嫌ってたオレに一番大切な人を託そうとしてくれたのに、オレはそれに応えられなかった。 オレが憎まれる理由は充分だったんだ。 忘れたことは無かったよ。初めて会った時のあんたが優しかったこと。 そしてこの仲間と一緒にいられるのは、あの日あんたがオレを修道院から追い出してくれたからだってこともな。 だから、その借りは返す。 奪ってやるよ。今あんたが手に入れようとしてる全てを。それは破滅の力だ。決して許すわけにはいかないものだ。 オレのせいじゃないとは、もう言わない。ちゃんと自分の意志で奪う。 そして心置きなく憎めばいい、オレのことを。今度はちゃんと受け止めてやる。 ずっとそばで示し続けてくれた人がいるんだ。教えられてきた。どんなことでも逃げずにまっすぐ受け止めることを。 もうオレには差し伸べてくれる手は必要ない。 今のオレを支えてくれてるのは、オレが差し出した手をとってくれる人だから。 こんなこと言ったら嫌がるだろうけど、やっぱりオレたち兄弟だ。どうしようもない所がよく似てる。 守らせてくれる誰かが居てくれることで、初めて自分を支えられるダメな人間だ。 それを失ってしまったから、あんた、トチ狂っちまったんだよな。 そしてオレだけが巡り会えた。全てをかけても守りたいと思わせてくれる人に。 申し訳なく思ってる。オレだけがいつも全てを手に入れてきたこと。 だから、せめて約束するよ。・・・決してあんたを死なせはしないと。命だけは必ず、この手でつなぎ止めてみせることをな。 <終> 小さな手-後編
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AIK姉貴(TW) ( あいか・あねき(てゐ)) (株)AIK製餅 CEO 台詞 雇用時:「お~もち~♪お餅はいらんかね~♪」 死亡時:「これはだーめ!」 必殺スキル使用時 おもち:「お~もち~♪お餅はいらんかね~♪」 戦闘ボイス +前進時 「見ての通り、お餅を焼いてるのよ。」 「クスッ、大丈夫大丈夫♪」 「ほれ、お餅。 いらんかね?」 +互角、優勢、劣勢時 「見ての通り、お餅を焼いてるのよ。」 「クスッ、大丈夫大丈夫♪」 「ほれ、お餅。 いらんかね?」 「大事なものがたくさん入ってるんだから。」 「人には見せられないよ。」 「泥棒なんてしてないよ。」 「お餅売ってるだけだよ。」 「もう、仕方ないから特別に見せてあげるけど……。」 「なんなら今ここで……!」 タイプ ステータス(個人・部隊スキル込み) レベル クラス名 HP MP 攻撃 防御 魔力 素早さ 技術 HP回復 MP回復 移動タイプ 移動力 召喚数 ノック耐性 財政値 種族 性別 1 チャカ893 1100 100 50 37 50 66 58 5 15 雪原浮遊 140 0 歩兵 0 クッキー☆族 女性 15 アサルト893 1870 100 97 65 97 66 74 19 15 雪原浮遊 150 0 歩兵 0 クッキー☆族 女性 25 893天狗 2420 100 132 85 122 66 85 29 15 雪原浮遊 160 0 歩兵 0 クッキー☆族 女性 耐性(個人・部隊スキル込み) 近接 弓矢 火 光 幻覚 混乱 長柄 銃撃 水 土 麻痺 石化 能力低下 突撃 風 雷 毒 恐慌 闇 魔力 沈黙 即死 汎用系 0 0 0 +1 0 0 迎撃系 +1 +3 +2 +2 +2 +2 +3 衝突系 -3 -2 -2 -2 +2 その他 0 0 0 0 一般ユニットより高い・低い耐性は強調表示 戦闘スキル スキル名 LS 習得LV 攻撃力 射程 属性 減速 消費MP 備考 近接攻撃(接近攻撃) 攻撃×100%(2回)魔力×20% 接敵 近接 80% 近接攻撃(遠距離攻撃) 攻撃×100%(2回)魔力×20% 80 近接 80% キュア LS 状態異常回復 400 補助 100% 0 接敵時使用不能使用後、同スキル使用不能(期間:通常のスキル3回分) 拳銃 攻撃×100%魔力×20% 350 銃撃 100% 接敵時使用不能能力低下(移動力-30) おもち 魔力×5%(12回)(範囲特大) 500 土 50% 必殺技ゆっくりと引き寄せる判定を長時間発生させる。 整列 固定値20(移動力アップ) 自分のみ 移動力アップ 100% 移動力アップ 部隊スキル スキル名 上昇値 HPアップ HP+10% 技術UP 技術+15% 素早さUP 素早さ+6 耐性UP 光耐性+1 雪原浮遊移動 移動タイプ:雪原浮遊 個人スキル スキル名 習得LV 上昇値 基礎強化(移動) 15~24 移動力+10 基礎強化(攻撃) 15~24 攻撃+5 基礎強化(移動) 25 移動+20 基礎強化(攻撃) 25 攻撃+10 雇用 雇用可能兵科 帝国歩兵系 帝国槍兵系 帝国銃兵系 帝国砲兵系 帝国衛生兵系 チャカ893系 893役クッキー☆声優系 人材雇用 雇用元:AIK姉貴 HSI姉貴 TIS姉貴 雇用先:HSI姉貴 ランシナ勢力名 AIK製餅 雇用費 ランダムシナリオ 1000 ひとくちランシナ 1500 考察 ヴォイス市に4ターン目以降出現する放浪人材。 リーダースキルにキュアを持つチャカ893。使用感は普通のチャカ893と比べても大きく変わらない。 必殺技スキルの「おもち」は微量のダメージと強力な引き寄せ効果を持ち、ヘルギャザリングと違って判定が長時間残るのが大きな特徴。 当然それだけでは無意味で、引き寄せられた敵に対し他の必殺技スキルや砲撃などを行うことで真価を発揮できる。 近場ならALCのお供にちょうどいいだろう。より多くの敵を怒りの奏者の餌食に出来る。 部隊スキルはHPアップを持つのでどちらかといえば前衛兵科向け。 技術アップも活かすなら、配下は移動力低下スキルを持つ帝国槍兵やチャカ893系が良い。 なお、雪原浮遊移動というレアなスキルを持つが、本作で雪原地帯は登場しないため実質浮遊移動と同じ効果である。 キャラ解説 列伝無し。血煙舞う戦場に颯爽とお餅を売り込みに現れる最高経営責任者の鑑。 しっかり拳銃で武装している辺り、単なる方便かもしれないが。 元ネタ コメント まりなーズでプレイする際、初期人材では拾えないHSI姉貴を4ターン目にTW経由で拾えるので大事 -- 名無しさん (2020-01-02 22 43 47) 名前 コメント
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絶対許さない、あのイヤミ男! いいえ、イヤミなんてかわいいもんじゃないわ。あいつ最低よ! ようやくレオパルドを倒して杖を回収できると思ったのに、人に濡れ衣きせて、こんな所に押し込むなんてひどすぎる。 肝心な場面で間に合わなかったくせに、恥知らずもいいとこだわ。ここから出たら、絶対ただでは済まさないんだから! 今思い出すと、あの騎士団員たちもムカつくわ。いくらレオパルドとの戦いで消耗してたからって、私たちを捕縛できるだけの実力があるのなら、黒犬相手にも、もっと気合入れて戦えっていうのよ。必ずここから脱出して、お返ししてやるわ。 ・・・脱出、できるのかしら・・・。 私たち、これからどうなっちゃうの? こんなところにいると、世界がどうなってるのか、全くわからない。 でも看守の交替は規則正しく行われてるみたいだから、暗黒神はまだ復活してはいないんだと思う。それだけが救いだわ。 この煉獄島に閉じ込められてから、もう一カ月になるけど、その間ククールとはほとんど口をきいていない。 エイトもヤンガスも、そっとしておいてやれって言うから。そのくせ二人は、いろいろ話しかけたりしてるのよ。ズルいじゃないの。 『ククールも男で、そういうお年頃だから』なんて、意味のわからないことを言われる。 そして『あいつは見えっ張りだから』とも言われた。後の方は何となくわかるわ。要は女の私に同情されるのはプライドが傷つくってことよね。 同情なんかじゃない。ただ心配なだけなのに・・・。 私たちに法皇様暗殺未遂の濡れ衣をきせ、この煉獄島に送り込んだのは、ククールのたった一人のお兄さん、聖堂騎士団長のマルチェロ。 だからククールは、きっとずっと責任を感じて、自分を責め続けている。 その気持ちを思うと、涙が出そうになる。 でも私がククールにしてあげられる一番のことは、自分自身を気遣って元気でいることだとエイトに忠告された。 私が悲しそうにしていたり、体調を崩すようなことがあったら、ククールがますます辛い思いをするだけだからって。 確かにその通りだとは思う。いつだって自分は後回しで、他の人のことばかり気にかけている人だから。 でもやっぱり辛い。自分の無力さが悲しくなる。 そして、最悪の報がもたらされた。 法皇様はもう一カ月も前に亡くなられていたこと。 それは丁度、私たちがこの煉獄島に収監された頃。 私、また守れなかった・・・。 騎士団員たちに囲まれた時、私は何も出来なかった。 力も体力も無い私のたった一つの取り柄は、誰よりも早く魔法が放てることだったのに動揺してる間にマホトーンをかけられてしまい、どうしようもなかった。 魔法が使えない私が、騎士団員たちに敵うはずもない。足手まといにしかならなかった。 油断しすぎだわ。マルチェロがイヤな奴だっていうのは、わかってたのに。 だけどまさか、ここまでひどいことするなんて思わなかったのよ。 マイエラ修道院でも濡れ衣は着せられたけど、誤解が解けたら、一応は謝ってくれた。お詫びの印だって、世界地図までくれた。 だからどこかで甘く考えちゃってたんだわ。 どんなことをしても抵抗するべきだった。あの杖がどんなに恐ろしいものかは、暗黒神に呪われて支配された私が、誰よりも一番良く知っているはずなのに。 「わしに構うな! お前たちは、早く地上をめざせ!」 ニノ大司教が自分の身を犠牲にして私たちを逃がしてくれ、昇降機を動かすレバーを操作してくれた。看守にあまりひどい目に合わされなければいいんだけど・・・。 地上に近づくにつれ、不思議な感覚がする。 今、あの杖を持っているのはマルチェロだと確信できる。理屈じゃなくわかる。 もしかしたら私はまだどこかで、あの杖と繋がっているのかもしれない。 ククールも同じことを感じてるみたい。それは血の繋がりでわかるものなのかしら? でも不気味な静かさも感じる。これから起こる恐ろしいことのために、強い何かが力を溜めているような・・・。 どうか、間に合って。こんなところで無駄にした一カ月を、これ以上苦いものにはしたくないのよ。 昇降機が地上に到達した。 ヤンガスが先に飛び降りて、鉄格子をこじ開け始めた。エイトもそれに続く。 そしてククールが降りて、私の方を振り返った。 「ごめん、ゼシカ。この一カ月、全然気遣えなくて・・・」 申し訳なさそうな顔で、腕を差し出してくれた。 ・・・バカな人。一番辛いのは自分のくせに、こんな時まで他人を気遣おうとする。 強がる姿が痛々しくて悲しくなるけど、その一方で、ククールがそれだけの余裕を取り戻してくれたことが嬉しい気持ちもあって、私はその手に自分の手を重ねる。 「気遣いじゃないなら、この手は何なの?」 久しぶりに触れる手の感触に気が緩みそうになって、私の方から軽口叩いてしまう。ククールはちょっと考え込んでしまった。 「・・・お詫び?」 自分の言葉に疑問符を付けながら、もう片方の手も差し伸べてくれる。 「バカね。普段が気を遣いすぎなのよ」 そして私はククールに手を引いてもらって、昇降機を降りる。 【ありがとう】 二人の声が重なった。 ・・・どうして、ククールがお礼言うの? きっといつもだったら、顔を見合わせて笑ってしまうところなんだろうけど、今はとても笑えない。ククールの顔を見ることも出来ずに、目を背けてしまった。 今ククールの顔を見たら、私きっと泣いてしまうから。 「行きましょう」 それだけ言って、エイトとヤンガスの方へ向かう。 ごめんなさい、ククール。 私、マルチェロとは本気で戦う。私の時は、あんなに手加減してもらってたのにね。 レオパルドを倒すのもやっとだったんだもの。最後の賢者の命を吸収した杖を持つマルチェロに手加減して勝てるなんて、とても思えない。 どんなにひどいことされても、あなたがお兄さんを憎めずにいるってわかってる。でもやるしかないんだもの。 私がもっと強かったら、絶対に死なせずに杖だけ取り上げるって約束できたのに。口に出して誓うには、私の力は小さすぎる。 でも、どんなに小さくても、完全な無力ではないと思いたい。この手にだって、一つくらい大切なものをつなぎ止められると信じてる。 だから決して死なせはしないわ、マルチェロ。 勘違いしないでよね、あんたの為じゃないわ。私はもうこれ以上、ククールに辛い思いをしてほしくないのよ。 だから必ず、助けてあげる。・・・感謝ならククールにしなさいよ。 小さな手-後編
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1.手紙に関するみんなのうた 本項で紹介。 2.→手紙~拝啓 十五の君へ~ カルチェラタンの空 小さな手紙 手紙~拝啓 十五の君へ~ 虹色ラブレター